胃酸過多症

胃酸過多症

胃液が酸度が正常値よりも高くて、分泌量が多い場合が胃酸過多で、低くて、分泌量が少ない場合が低酸症であります。

ともに、胸やけやげっぷ、空腹時の胃痛などの症状があるので、自覚症状だけから胃酸分泌の状態を知ることは、まず不可能であることを忘れてはいけません。

ツボ療法では、みぞおちから脇腹、お腹にかけての症状、すなわち、胃がもたれる感じ、みぞおちのつっかえ、胸やけに対して処置します。

-鍼灸治療編

◆主要なツボ

腹部 「巨闕」、左右「期門」、「中脘」
足  「足三里」、「衝陽」、「陰陵泉」
手  「合谷」

◆治療法

最初に、腹部の「巨闕」、「期門」、「中脘」を処置します。「中脘」は、胃の症状には必ずといっていいほど使われる特効ツボです。

また、低酸症状があるときは、便通の不整に悩まされがちです。腹部の「大巨」、背部の「胆兪」、「脾兪」、「胃兪」を処置して、便通を整えます。

更に、「足三里」と足の甲の「衝陽」は胸やけを治すのに有効です。重だるさをとるには、「陰陵泉」を用います。

「合谷」は、お腹の張りを整え、加えて、頭痛や頭重にも効きます。

以上のツボに対して、マッサージや指圧を行てもいいですが、灸治療が最も効果を示します。

灸点を絞って、気長に続ける場合は、「巨闕」、「期門」、「中脘」、「脾兪」、「合谷」、「陰陵泉」、「衝陽」を選択します。熱さに弱い人は、「中脘」、「脾兪」、「合谷」、「足三里」と、ツボを少なくして灸治療を行います。

胃酸過多症、低酸症には透熱灸がよく効きます。1カ所の3~5壮、3週間続けて、その後1週間休みます。空腹時や食後は避けます。

鍼治療も、同様のツボを選んで行いますが、一般的には灸治療のほうが効果的です。