鼻血 -鍼灸治療編

鼻血 -鍼灸治療編

◆主要なツボ

後頭部 「天柱」、「風池」
前髪際 「上星」
鼻   「迎香」
前腕  「温溜」、「合谷」
背中  「大椎」、「身柱」

などが治療の対象となります。

◆治療法

鼻血が出たときは、原因が何であれ、鍼灸治療がよく効きますが、まずはゆっくり落ち着き、椅子に腰かけながらやや頭を前かがみにして、鼻をしっかりとつまむのが一番良い方法です。4~5分じっとしていれば、大抵の鼻血は止まります。

鼻出血の際、仰向けに寝かせることもありますが、これは血がのどをふさぎ呼吸困難におちいる危険があるので、絶対にしないでください。

上記のように応急処置の後に、「天柱」、「風池」を刺激します。加えて頭の「上星」を刺激しますと、いっそう有効であります。

次に「迎香」を刺激します。続いて「温溜」、「合谷」、「大椎」、「身柱」などを治療します。

鼻血の出やすい人は、日頃から「天柱」と「風池」、「上星」、「迎香」を指圧していますと、鼻血の出やすい体質を改善することが出来ます。親指か人差し指の腹で、各ツボを5~6秒、3㎏くらいの力で圧迫し、これを3回繰り返します。

◆メモ

鼻血が出やすい体質の人は、灸治療を行っていると、いっそう効果があります。

その方法は、手の「合谷」、足の「足三里」に半米粒大のもぐさを3~5壮毎日すえます。

また、粒鍼法も誰でもできて、しかも安全で効果がある方法です。「天柱」、「風池」、「上星」、「合谷」に貼り、3~4日そのままにします。その後、また3~4は貼らず休みます。一度にすべてのツボに貼らず、交代で分けて貼れば効果は持続します。

◆血圧が高いための鼻出血は…

血圧が高いと、鼻出血しやすいものですが、それだけに、血圧そのものとそれに伴う全身症状を取り除くことが大切であります。

血圧を下げる、高血圧に伴う頭痛やのぼせ、肩こりなどをしずめるために、頭頂の「百会」、ぼんのくぼの「風府」、その近くの「天柱」、「風池」、「百会」の両脇にある「目窓」などを刺激します。のど仏の近くの「人迎」も、血圧を下げるのによく効きます。