ST6 頬車(きょうしゃ)

【位置】顔面部、下顎角の前上方1横指(中指)。
※下顎角の斜め上方、口を閉じて噛むと咬筋が隆起し、力を抜くと陥凹するところにある。

【主治】口や眼のゆがみ、頬の腫れ、歯痛、牙関緩急、頸・項部のこわばりと痛み、流行性耳下腺炎。
※牙関緩急:主として破傷風初期に認められる三叉神経障害および咬筋の強直による開口障害。

【操作】鍼は①直刺で0.3~0.4寸。大迎穴、地倉穴の方向に斜刺。