心包経(手の厥陰心包経)

心経の心の臓は最も重要な臓器の一つなのですが、東洋医学ではさらに、この心の臓を包み、保護する膜のような存在を考えました。これを心包といいます。
したがって、心包は固有な形や機能を持たない臓器で、心の臓を守り、その役目を忠実に実行する器官だとされています。
そのため、心の臓に関係がある病気はこの経脈にも表われます。

例えば、

・動悸や息切れをする
・胸苦しい
・顔がのぼせる
・目が疲れて充血する

などの症状は心包経の証と考えてもいいでしょう。

心包経の代表的なツボは、「郄門」、「内関」です。