三焦経(手の少陽三焦経)

三焦は「名前ありて形なし」ともいわれ、独立した器官ではありません。上焦、中焦、下焦とあり、首の根本からみぞおちまでを上焦、みぞおちからへそまでを中焦、へそから恥骨の際までを下焦といいます。

現代医学的に分類すれば、上焦は呼吸循環系、中焦は消化吸収系、下焦は泌尿排泄系となり、これらの部分の体温調節する器官だとされます。

・難聴
・疲れ目
・目尻からほほにかけて痛む
・のどが痛い
・みぞおちが重苦しい
・お腹が張る
・胃がもたれる
・便秘
・肩から腕の後ろ、手の甲、薬指にかけて痛む
・すぐ汗をかく

などの症状が三焦経の証です。

三焦経のツボには、「角孫」、「翳風」があります。