GV14 大椎(だいつい)

【位置】後頚部、後正中線上、第7頚椎棘突起下方の陥凹部。
※座位で頚部を中間位に保ったとき、後頚部で最も突出しているのが第7頚椎棘突起である。頸部の前屈により第7頚椎棘突起を触知しやすい。
※頚部を軽く前屈し頭部を回旋すると、第7頚椎のわずかな回旋を触れる。

【主治】頭項部に強ばり痛み、発熱疾患、マラリア、感冒、咳嗽、気管支喘息、かんしゃく、骨蒸潮熱。
※骨蒸潮熱:午後・夕方に微熱・頬部の紅潮・手掌や足のほてり・体の熱感が現れ、夜半・早朝になると汗が出て熱感がなくなることを骨蒸潮熱という。

【操作】鍼は斜刺で0.5~1寸。灸も可。