肺経(手の太陰肺経)

東洋医学でいう「肺」とは、現代医学の肺臓ではなく、もっと幅広い呼吸器の総称であります。
 
・顔がのぼせる
・口が乾く
・せきが出る
・たんがからむ
・胸苦しい、
・動悸や息切れがする
・腕から手先にかけて痛みやしびれがある
・手のひらがほてる
・夜は体が冷えて小便が近い
 
上記のような症状は肺経の異常と捉えます。
 
肺経の病の場合、触診しますと胸の「中府」と背中の「肺兪」に圧痛、コリ、しこりなどの反応が表れます。
 
「中府」は肺の募穴で、「肺兪」は兪穴であり、この二つのツボに触れてみますと、肺経の異常がキャッチできます。極めて重要なツボといえます。