家相学 33


方位と大気

〇北位の大気作用

①一日の配当

北方位は一日でいえば真夜中に当たります。陽気が沈んで陰の気が旺盛です。人間をはじめ、動植物も明日への力源を養う睡眠の時間であります。

②四季の配当

四季でいうと冬に当たり、寒気を増し、地上では太陽の陽ざしも弱く、北風が強く吹きわたり、人は家に閉じこもります。また、植物は地下に、動物は巣に冬眠しているときであります。

③大気作用

正中線より、西に15度、東に15度の合計30度に配当され、冷気盛んな夜陰の大気に満ちています。この寒風の備えを要するのが、玄武の守りであります。

人に当てはめると、長男に対して次男、中年の男子、副次的には、次女、中年の女となります。

意味としては、集まる、始まる、交わる、悩む、困難、苦労、貧困、盗難、盗人、部下、書記、学者、参謀、研究、思念、精神、暗い、陥る、孤独、色情、陰部、親愛、交際、芽ばえ、睡眠などです。

一日でいえば夜であるので、暗いところでの種々の動きを指します。このことから北の方に欠点があると、盗難、病難、水難などに遭遇するおそれが出てきます。

病気は、憂鬱症、性病、痔病、血液の疾患、耳鼻咽喉、中毒、聾、おし、婦人病、腎臓などの病が集まってきます。