◆東洋医学講座 188
〇心(しん)と舌(ぜつ)
▽五官能と臓器の関係
▼健康な舌とは
健康な舌について説明します。
健康な舌の色は淡紅色、いわゆるピンク色です。
そして、舌の表面にある突起した部分である乳頭の色は、灰白色のものがよいといわれています。乳頭は無数に細かくあればあるほどいいです。具合が悪くなりますと、その数が少なくなり、乳頭はつぶれてしまいます。それが亢じますと黒くつるつるになってしまいます。
舌の先は紅い色がよいとされています。
口の中はいつでも潤っていなければいけません。口が乾くということは、腎臓の機能を示します。水分のコントロールが上手くいかなくなるからです。高齢になると口の中が乾いて、のどが渇き、多量のお茶を飲みます。上実下虚になって腎臓の力不足になるからです。舌はいつも滑らかでみずみずしくなければいけません。
これらが健康の舌の条件です。