体の調子が悪く病院に行ったのだが、検査を行っても何の問題もなく帰させられたという 話を聞いたことがあるかと思います。この原因は、「健康の範囲であるが病気に著しく近 い身体又は心の状態」、つまり「未病」の状態だからです。よくテレビで「未病」という 言葉はを耳にするかと思いますが 実はこの用語は東洋医学用語なのです。
「未病」は、いろいろな要因で気が滞ったり、歪んだりすることで起こります。
東洋医学において説明される「気」とは、
- 体を構成しているもの
- 天空(大気)
- 体内に取り入れる飲食摂取物
- 精神
とおおまかに説明されます。
気の流れの滞りや歪みは、体の活動力を低下させ、体の冷えを生じます。すなわち、体の 冷えは病へのシグナルとなります。そして冷えはますます気の流れの滞りや歪みを増幅す る可能性があります。 「病は気から」という言葉がありますが、これは気が滞ったり歪んだりすることで病にな るということを表しています。
体の冷えは自覚されているものと、自覚されていないものがあります。体が冷えているこ とは下記のチェックシートにて確認出来ます。
□ 姿勢が悪い、体が歪んでいる
□ 肩・腰の凝り、痛みがある
□ 運動不足
□ 手足が冷えている
□ 手足・顔がむくむ
□ 肌荒れがある
□ 呼吸が浅い
□ 口 呼吸をしている
□ 食事の不摂生がある
□ 水分を多量に摂取している
□ ストレスがある(働きすぎ・心の悩み)
□ 気分がすぐれない、体がだるい
□ 睡眠不足(7時間以上・23時までには寝ている)
□ 生活のリズムが悪い(夜型生活)
□ 通じが悪いorよく下痢をする
□ お小水が近いor遠い
□ よく汗をかく
チェック該当項目
0項目:冷えの心配はありません。健康の維持に努めましょう。
1~3項目:体が冷えている可能性があります。冷えが進行すると様々な症状を引き起こ します。改善できる点は改善しましょう。
4~6項目:かなり体が冷えています。放っておくと何らかの病気になる可能性があり ます。体の温まる鍼灸治療はいかがですか?
7項目以上 :完全に体は冷えきっています。何か病気をかかえていませんか?今現在症状がなくても、将来的には病名診断される危険性があります。早い段階で改善することをお勧めします。
16項目:なんらかの医療機関を受診することをお勧めします。