食事と健康

食事をすると、口から入ったものは胃や腸で分解され、必要な栄養を腸は吸収されます。 また、副交感神経の働きが高まり、精神が安定します。吸収された栄養は、活動に必要な エネルギーになったり、体を形成する骨格や筋肉になったりします。食事は一日として欠 かせない行為であります。

しかし、この食事の適・不適によって、健康・不健康が決まる のは過言ではありません。 日本人が徐々に長生きできるようになったのは、栄養状態が良くなったことが挙げられます 。

第二次世界大戦前のお米を中心とした日本人の食卓に、牛肉などの動物性たんぱくをはじ めとし、世界各国の様々な食べ物を取り入れられ、摂取できるエネルギーの質や量が大きく 変化しました。
しかし、今まで摂取していなかった物を多く食することは、日本人の消化器 官にとって、大きな負担になりました。また科学の進歩により、人工的で合成された物を食 する機会が増えました。

これらの食べ物は、保存が利き、簡易的で、おいしい物ではありま すが、異化・消化するのに大変なエネルギーを内臓に消費させます。

ただでさえ食事は、内 臓に最も負担をかける行為は食事なのですが、人工物を食することは、自然物を食すること よりさらに負担をかけ、余計な負担を増加させます。

もちろん食べすぎて必要以上に体内に 入った栄養も、吸収されなければその余剰分は体外に処理されるために、さらに余計なエネ ルギーを使用することになります。

つまり人工的なもの必要以上に食べることは、内臓に負 荷をかけます。このような負担は、長期間にかけると、内臓は悲鳴を上げ、最終的には病気 になってしまいます。
「よくまんべんなく、バランスよく食事をする。」、「一日30品目食べなさい。」などと 耳にしますが、個人個人必要とされる栄養素は異なりますので、バランスや多く品目を食べ ることは、栄養素の過不足を生じさせます。

運動をして筋肉を使っている方は、より多くの たんぱく質が必要ですし、立ちっぱなしで骨に負荷をかける人はカルシウム、汗をよくかく 方は塩分などのミネラルと、人それぞれ必要と物や量は異なります。

また日中活動してない 人が、たんぱく質や脂質、糖分を摂り過ぎると蓄えられるのは御承知の通りでしょう。 年を重ねるにつれて、血液の検査等で血圧、コレステロールや血糖などの値が目の敵にされ、 食事を控えたり、薬でコントロールしていたりしている方が多いかと思います。

コレステロ ール値は高いと血管内に壁が厚くなり、動脈硬化の原因になるといわれています。しかし、 逆に低い場合はガンになりやすいということも分かっています。また最近ではコレステロー ルが低い人はうつ病になりやすいことが分かってきました。

血糖値は、低くなりすぎると、 脳に糖分が行き渡らなくなり、痴呆になりやすいというデータもあります。 過不足なく体内に栄養を取り入れ、蓄えられたエネルギーをムダなく使用することが、食事 においての健康への注意点といって良いでしょう。
はり・きゅう(鍼灸)は内臓の働きを高め、ダイエットにも高い効果があります。是非お試しください。