家相学 57

宅地と家屋の張り欠け

〇艮(北東)の張り欠け

①艮の張りの場合

この方位の張り欠けはいずれもよくありません。しかし、室の方の程よい張りは吉相となります。これも張り過ぎれば、その主人が一代で富を得ても、短命であり、二代、三代と順に衰えていき、ついには家名断絶となります。ここは相続宮なので、ここが犯されれば、長男は生育せず養子が家名を継ぐ結果になるのであります。

病気としては、胃がん、神経痛、血液不順、中風、身体障碍、目口が不自由になる、原因不明の不治の病にかかる危険性があります。

②艮の欠けの場合

欠け過ぎは男子が成長せず、養子を迎える相であります。農家は田を失い、牛馬を失います。サラリーマンは職を離れて失敗します。

病気としては、気血循環の道を失い、神経痛、中風、身体障碍、血液不順、しびれ、手足のひきつり、原因不明の病、脊椎病、鼻かけ、視力障碍になりやすいです。気血循環の道を失う、また、狐狸妖怪の災いや邪気妖怪の災いであり、常識外れの悪い事が起こることが予想されます。