樹木と地勢

▽樹木と地勢

樹木は上に高く伸びるものであるので、十分に考えて、光をさえぎらないような注意が必要であります。

また、土地から上がってくる地気を樹の根が吸ってしまうことが考えられるため、樹木はあまり家の近くには植えないほうがいいでしょう。家と樹木との間隔は、少なくとも樹を横にした長さだけの距離は欲しいです。このようにしておけば採光を妨げることもありません。

植え方は四神相応の考え方に沿って、大きな樹木は北側に植えれば、陽気をさえぎることなく、冷寒気を防ぐ役目もします。ただし、あまりたくさんありますと、通風上よくないので密生させないようにしなければいけません。

樹木には湿気が多く含まれているものがあるので、方位によっては害を及ぼすものもあります。とくに、桐の木は水をよく吸うので注意が必要であります。