宅地周辺の起伏「地勢」の吉凶

▽宅地周辺の起伏「地勢」の吉凶

①東が高くて他の三方が平坦な地は、発展が止まり、散財が多く、酒色にふけます。

②東が低く開けている地は、発展繁盛の地で子孫が繫栄します。また、支店や別荘などを持つようになります。

③東南の高い地は凶相です。縁談や商談など全ての相談事は不調で永続しません。縁あるものまでがダメになってしまいます。

④南東が開けている土地は吉で、人の出入りが多く繁盛します。

⑤南が高い地は凶相です。陰気が満ちて、争いを起こし、病弱が多く、心狭く、人格劣等となります。

⑥南が開けているのは吉で、心広く、聡明なのが多く、立身出世します。

⑦南西が高いのは、凶とまでいきませんが半凶で、それが凶になるか半凶でおさまるかは、家造りによって違ってきます。西南の日差しは強いので、ある程度遮断しても構いませんが、南の方まで塞いでいてはよくありません。そして、家の向きを西南へ向けなければならない場合はよくありません。悪い意味としては、女子が精神錯乱になったり、病弱になったり、流産や聾のおそれになります。小男にもよくありません。

⑧西南の地が低いのは半吉で、男子は精神的に動揺しやすく、女子は自分の弱点に侵されます。西の地が高いと半吉で、東が低ければ収入が多く金銭縁があります。

⑨西の方が開けていて、他の方が高く塞がっていれば。口先だけの人間となり散財します。

⑩西北は高い地は吉で、正しい家系を保ち、目上の引き立てがあって、一統が安泰であります。

⑪西北が低い地は凶で、一統に乱れがあります。すべてが順調にいかず争いが絶えません。主人の権力がありません。

⑫北が高い地は吉で、交際が広く、部下や周囲に尊敬されます。

⑬北の低い地は凶で、悩み事が多く、水難、病難がある。

⑭東北の高い地は吉で、実直、蓄積ができ、相続人に恵まれます。

⑮東北に低い地は凶で、発展が止まり、貪欲となり身を滅ぼします。