四季と土用

▽四季と土用

四方位の間の四隅に18日間ずつ位している土用は、四季の調節の役目をしていて、大気が大きく変化するところであります。すなわち、季節から季節への連結のときに当たっています。

土用は空気の状態が不安定で、天と地が順調な交流をしていないときともいえます。

そうすると、土用は有益な気ではないということになります。土気旺盛な期などといわれていますが、四季の諸条件の中でも、有益なものとそうでないものがあって、その有益でないものが旺盛なときなのであります。

こういったことから、土気は物を腐らせ、人の心も腐らせる働きをすると考えられるので、この季節には、種まき、柱立、井戸掘り、壁塗り、築山、土いじりなどに注意が必要です。