地質「換土法」

▽地質「換土法」

どうすれば悪い土地を良く変化させることができるのでしょうか。それは換土法であります。

出来るだけ、好立地条件に建設されるのが理想ですが、そうもいかない場合には、換土法を用いてこれによって、自分の住む家の周りだけでも良い土地にかえます。

焼け跡や木の根、汚水溜り、コンクリート、石、不浄物、腐敗物というものが埋蔵されているところや、墓地跡など人体の埋まっていたところは、それだけでも悪い気が発生しやすいので、相当深く換土する必要があります。

焼け跡は土が焼けて、良土質としての生命を失っているところであります。それが自然に元通りになるには、長い歳月がかかりますが、いわば浅傷なのでそれほど深く換土しなくてもいいです。焼土の場合は、地面から約1mは焼土といわれていますので、そのくらいの土を入れ替えれば済むでしょう。

湿気の多い土地の場合は、盛り土をすることも一つの方法であり家の土台を高くするのもいいでしょう。

傾斜のはげしい山は、大雨の際、水が急に流れるなど水害の危険があります。このような場合は、完全な排水設備が必要であります。要するに、水が多く流れてきても、それに耐えられる排水設備として、家の周りに溝をつくっておくことであります。分かりきったことですが、家を建てるとこれらのことを忘れがちなので、気をつけなければいけません。