土用と鬼門の関係

▽土用と鬼門の関係

土用は1年で計72日間あって、それを各土用に分けますと、18日ずつになります。それを十二支に分けますと、辰の土用が4月17日から5月8日までで、春土用であります。未の土用が7月20日から8月6日までで、夏土用であります。一般にいわれていますウナギの日です。その他の土用があまり知られていないのは、あまり重要視されていないからでありますが、戌の土用は10月21日から11月7日までで秋土用となり、丑の土用は、1月17日から2月3日までで冬土用となります。

以上は四季にとった土用ですが、これをさらに1日に配当しますと、だいたい午前9時前後の約37分ずつで、合計約1時間15分あります。それから、未の時間の午後3時前後を中心にとした約1時間15分、その次は丑の午前3時前後を中心にとした約1時間15分、これを四季の土用と同じように分けますと、午後3時の坤の土用と午前9時の土用の巽の土用、このほか2つの土用と合計4つの土用が1日を支配しています。そして、各土用とも性格がそれぞれ異なります。

このうちでは、丑寅の土用と未申の土用が悪影響を及ぼす土用と考えられます。その理由は丑寅の土用は真冬の土用に当たり、冷気が厳しく、体温も非常に消耗されるからであります。これを通称、表鬼門といいます。(男鬼門ということもあります)

それから、未のほうのウナギの日といわれている土用も悪影響を及ぼします。これは、表鬼門に対して裏鬼門(女鬼門)といわれ、熱気旺盛の季節で発汗が激しく、人体そのものが冷房装置の役目をするために、体力の消耗が激しくなります。

このように1日のうちにも、午前と午後の3時の鬼門があり、その時間は1日のうちでもっとも疲労を感じる時間帯であります。