口角の荒れ (胃腸の疲れ)

口角の荒れ (胃腸の疲れ)

口の端が切れるのは口角炎といい、関西では「胃の花が咲く」ともいわれます。胃の疲れが、口にあらわれたことを意味します。

口、食道、胃、腸、肛門は全て1本の消化器官としてつながっています。一部が悪くなれば、全体に影響しますが、目に見えて症状が出やすいのが口であります。

胃の花は、別名「見張りイボ」ともいわれていて、「消化器官のどこかに異常があるよ」というサインを出しています。

口角炎や口内炎は、大抵一晩寝たら治りますが、いつまでも治らないのは、胃腸の状態がかなり弱っていて、口の免疫機能が落ちている可能性があります。放置しますと胃炎から胃潰瘍、胃がんと進み、腸の不調から大腸がんになる可能性があります。

口角炎が頻繁に出て、すぐに回復しない場合は、生活習慣を見直す必要があります。胃腸にストレスを与えないように、食事はよくかんで。水で流し込まないようにして、アルコールや刺激物は避けて、睡眠をしっかりとるように心がけます。

なお、口角炎や胃腸の不調は、鍼灸治療が大変効果があります。

詳しくは、

https://www.higokoro.com/acupuncture_moxibustion_indication/580/
https://www.higokoro.com/acupuncture_moxibustion_indication/668/

まで。

参考文献・引用・2020年・『放っておくとこわい症状大全』・ダイヤモンド社