接触性皮膚炎(かぶれ)

二つの原因が考えられますが、一つ目は、刺激の強い物質が皮膚に触れて皮膚炎を起こす場合と、もう一つは、特定の人が特定の物質によって起こす場合があります。後者の例えとしては、白髪染めかぶれ、漆かぶれなどがあります。この場合はアレルギー性の皮膚炎でもあり、接触性皮膚炎といわれる多くのものが当てはまります。

治療は、体質改善と症状改善を目的に治療を行います。

―鍼灸治療編

◆主要なツボ

首の「大椎」、「治喘」(=定喘穴、大椎の外方0.5寸)、腰の「腎兪」、「次髎」、胸の「中府」、腕の「孔最」、足の「三陰交」、「足三里」、「太衝」を選穴します。

◆治療法

灸治療は、半米粒大のもぐさ、各々のツボに3~5壮、5日すえて2日休むパターンを繰り返します。

皮膚炎になりやすい部分やかゆみ、腫れ、水疱などがある部分は、症状が起こっている中心と、健康な皮膚の境目3ヶ所に、糸状灸を1壮ずつすえるようにします。