宅地周辺についての注意

▽宅地周辺についての注意

①池や貯水池

池や貯水池は、大きな水たまりなので本来はどこにあってもよくありません。

しかし、東と東南にあるのは、川と同じような働きをするので、それほど悪くはなく、半凶といったところであります。そして、どの方位にあるかによって、その方位現象が作用してきます。例えば、東にあれば、長男か若い男にさしさわりが出てきて、その人たちの弱点が侵されることになります。つまり、長男や若い男が病弱であれば、病気にかかるとか、遊び癖があれば放蕩します。池や貯水地の吉凶の強弱は、このように方位であらわれて、南か西南に水たまりがあったときに、最も強く悪い意味が現われ、大凶となって示されてきます。

②不浄物、墓、その他腐敗物、腐敗しやすいもの

㋑不浄物などがあれば、その土気が大気中に上昇して、家の中に入ってきます。それがどこにあるかで、その方位の意味も変わってきます。例えば、西の方にあれば、夕方、季節でいえば秋に不浄な土気がたくさん家に入ってくるのであります。

㋺墓なども腐敗物の一つと考えます。とくに昔は、土葬にしていたこともあるので、古い墓地は危険であります。土の中に骨などを埋めてあるので、よい地質とはいえません。

③湿地の葦

秋になると葦は枯れて、だんだん積み重なっていき、それがやがて腐敗物となります。

つまり、どんなものでも土を腐敗させるようなものは一切悪いということになります。太陽光線のよく通る乾きやすいところとそうでない場所では、だいぶ条件が変わってくるので一概にはいえませんが、やはり、腐敗物などはないことに越したことはありません。