間取りの吉凶

▽間取りの吉凶

女鬼門である西南(坤:ひつじさる)と四隅線の間取りも一般的には良くありません。坤方は学者や芸術家に吉相とされていますが、ふつうの人には、凶相で内臓を弱める働きがあります。それは、日当りが強く、殺気の太陽熱の方位なので特に女性の体を痛めます。それではなぜ芸術家にとってはよいのかといいますと、この方位は南の方位に属し、南はものを明るくするという意味合いが含まれているからであります。

巽方(南東)は最高の部屋で、ここは台所をとるのがよいとされています。昔は女性が一日働く場所でもあったので、、日当りがよい所であるということが望まれていました。さらにここは出入りの場所、方位であるので、食べるために年中人が集まってきます。しかし、食べ物に恵まれて、家人が過食になりやすいのが欠点でもあります。その上、家の造りのよっては家中の熱気のために熱くなりすぎることもあります。

南の部屋は吉相でありますが、落ち着きのない部屋なので、応接間や茶の間向きであります。勉強部屋にすることは避けなければいけません。

北の部屋は、寝室あるいは勉強部屋としてならば向いていますが、茶の間のように皆が集まる部屋としては、陰気になり過ぎるので止めたほうがいいでしょう。この北に大きい部屋をつくりますと、姑(しゅうと)が強くなり、嫁とうまくいかず、嫁がいつかいなくなるともいわれいます。

東の部屋は、酸素性の大気が入ってくるので、身体は弱い子供にはよく、勉強部屋としても最適であります。

西の部屋は、西日が強くて、物が傷みやすいばかりだけではなく、ここに住む人は散財が多く、気持ちが落ち着かなくなるといわれています。