男部屋・女部屋

▽男部屋・女部屋

どのような見地から男の部屋、女の部屋と区別を考えるかといいますと、まず始めに、家とは精神的肉体的に大いに影響を及ばす役割をしていることを頭に入れておかなければいけません。

男の体と女の体の相違は形の上からもありますが、女性は男性に比べ、皮下脂肪がより多くついています。よって、女性は一般的に寒さに強く、静の性質を持っています。つまり、静とは落ち着くとみられ、それに属する方位がよいとされています。

また、女鬼門は西南方位にあるところからも、女性は暑さに弱いことを物語っています。したがって、なるべく北側に寄った方位がよいというわけであります。しかし、陰中の陽の人もいますし、陽中の陰というタイプもいるので、実際にはそれぞれの人に合わせて考えていく必要があります。

男性は多くの場合、皮下脂肪がつきにくいので、女性とは反対に寒さに弱い傾向が見られます。結果的には暖かい方位、つまり南側が適しています。暖かい方位がとれない場合は、暖かくなるような工夫をして、なるべき南に寄せて部屋をつくることがいいでしょう。もちろん南側というのは、基本的な考え方でそれぞれの人の状態によって変えていけばよいでしょう。